一軒家に対する住宅思い入れ
私の親の世代くらいだと一軒家というと夢の買い物のはずであった。今も住宅事情が充実したとはいえ一軒家を手に入れるのは大きな夢であるのは間違いない。
しかしどうも夢に期待する気持ちが小さくなっているような気がしてならない。一軒家を構えるのは一国一城の主の証なんて言われていたが今はその言葉そのものが古くなってしまっている。私だけではなく世の中がそういうイメージなのである。住宅に対する夢も変わってきたのかもしれない。そもそもが一軒家を持つことに夢があった時代は一軒家は持っていない人の方が多かったのである。ここでいう一軒家とは新しい住宅としての一軒家である。出身が農家なら実家はおそらく一軒家であろうし納屋などの一軒家も多数有るだろう。しかしそうではなく住宅としてなのである。みんな持ってないからこそ是非手に入れたいと奮闘するのである。
今のご時世、犬も歩けば一軒家である。一軒家でなくとも住宅として立派なところに住んでいるものである。今の世代とはそうやって既にある住宅で育っているのでどうしても欲しいという気持ちにいささかなりにくいのであろう。